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株式会社日本フードエコロジーセンター

リキッド発酵飼料について

リキッド発酵飼料について

ブース概要

Booth Summary

リキッド発酵飼料について(特徴)

1) リキッド状 (液状・粥状)の飼料で安価
牛乳、ヨーグルト等の良質な食品循環資源の水分をそのまま利用することによりエネルギーコストを下げ、一般配合飼料の半分程度の価格で提供が可能となりました。

2) 糞尿の臭気発生を抑制
消化効率が良く、余分な窒素物が排出されないため、糞尿のアンモニア臭が軽減されます。

3) 疾病率を低下
乳酸菌により腸管内に善玉菌を増加させるため、免疫力の向上、整腸作用等の機能があります。さらに粉塵の発生がなくなるため、肺炎等の疾病率も低下し、人の労働環境も改善されます。

4) 安全で健康的な豚肉を消費者に提供
リキッド発酵飼料を給与した豚は疾病率が低くなるため、抗生物質の投与を軽減できます。そのため、安全で健康的な豚肉を消費者に提供できるのです。

5) 養豚農業振興法に適している
上記法律で「国及び地方公共団体はエコフィードや飼料米を積極的に利用し、飼料自給率の向上に努めるものとする」と定められています。

※「エコフィード」とは?※
環境に優しい(ecological)や節約する(economical)等を意味するエコと飼料を意味するフィードを併せた言葉です。食品製造副産物、余剰食品、調理残さ、農場残さ等を利用して製造されます。


食品リサイクルをする上でのジレンマ

液体状の飼料をつくるには、本来膨大なコストがかかってしまいます。それは、食品というのは水分が非常に多いため腐敗や臭気がすぐに発生してします。その為、今まで長い間ずっと「乾燥化」をして食品リサイクルをしましょうというのが通例になっていました。ただ、乾燥化をするには膨大なエネルギーコストが高くなってしまうので、結局食品をリサイクルをしようとしていてもCo2が大量発生したり、エネルギーや設備コストが膨大にかかってします。。これらが、食品をリサイクルする大きな壁になっていました。


日本古来の「発酵食品」がポイント

日本は古来から漬物や納豆やお味噌など、水分を多く含んでいても保存性の高い食品をつくる事が出来ていました。その為「発酵」をすればリキッド状の飼料をなんとか作れるのではないか?と考え、産官学が連携して乳酸菌等を使った保存のきく飼料を技術開発し、農林水産大臣賞も受賞した「リキッド発酵飼料」を事業化しました。これにより、輸入穀物等の飼料に比べて大幅にコストを削減する事が出来ました。


出展情報

Profile

株式会社日本フードエコロジーセンター

【第2回「ジャパンSDGsアワード」において最高賞であるSDGs推進本部長(内閣総理大臣)表彰を受賞】

私たちJ.FECがエコフィード事業を行うなかで、常に心がけていることがあります。それは「安心・安全」です。
エコフィードがどれほど環境に優しい飼料であっても、それを食べて育った豚が皆様に安心して美味しく召し上がっていただけるものでなければ意味がありません。
エコフィード事業によるループリサイクル(循環型社会)の形成は環境への配慮とともに、価格に見合う商品価値があり、そして何よりも安心・安全な飼料であるという信頼をいただいて初めて可能となると、私たちは考えています。

設立
2005年10月
代表取締役
髙橋 巧一 (獣医師)
資本金
2,000万円
所在地
神奈川県相模原市中央区田名塩田一丁目17番13号
事業内容
食品リサイクル事業(廃棄物処分業、飼料製造業、その他) 
WEB
https://japan-fec.co.jp/

株式会社日本フードエコロジーセンター